小さな製造業の為の…
FROM:長谷
今回はWEB集客において「イプロスの活用」を解説します。
いきなりPPCをやるのも難しそう・・・もっと手軽に出来ないかな?
という方におススメなのがイプロスなどの「カタログデータサイト」の活用です。
もう既にイプロスをやっている方はご存じかもしれませんが、
例えば、あなたの会社には製品カタログがありますか?
そのカタログデータを、イプロスなどのデータサイトに登録して、
顧客がそれをダウンロードすると、その顧客データを我々がGET出来る、という仕組みです。
しかし、Googleで
「イプロス」と検索すると、
「イプロス 効果ない」と予測が出てきます。
そういったデータサイトは効果が無いのでしょうか?
エイチツーは10年程イプロスを利用していますが、成功のコツも含めて解説します。
イプロスの仕組み(BtoBデータベースサイトの仕組み)
まずはイプロスの仕組みを簡単に解説します。
例としてイプロスを上げていますが、アペルザなど、違うBtoBデータサイトも同じような仕組みです。
図の左側があなたにとっての「見込み客」です。
○○化学はプラント更新の為に色々な部材を探しています。
撹拌機からポンプ、バルブもいる、という事でイプロスで全てカタログをダウンロードしました。
これを「イプロスのようなBtoBデータベースサイト」を介さずに行おうと思うと、
全てのメーカーで会員登録をし、カタログをダウンロードしなければなりません。
めんどくさいですよね?
それをイプロスはアカウント一つで、全ての掲載データを取得できる、という「楽さ」が○○化学にとってのイプロスを利用するメリットです。
それでは「カタログ提供側」である、我々のメリットは、
そもそもイプロス自体で製品を検索できるようになっており(Googleみたいな感じで)、
Google検索で探してもらうよりも多くの顧客にリーチできる可能性があります。
また、せっかく自社サイトに来てもらった顧客が、
カタログダウンロードに会員登録が必要、というだけで「やっぱやめよう」となるのを防げます。
(こういった顧客はけっこういます)
「顧客リスト」を充実させるためには、ダウンロードをしてくれたお客さんの顧客情報は必ずGETしたいですよね?
もちろん、イプロスでダウンロードされた顧客の情報はGET出来ます。
メルアド、会社名、氏名、住所など・・・
ただ、イプロスも営利企業です。
この顧客情報をGETする為には、「有料会員」になる必要があります。
(無料会員でもカタログを掲載できますが、顧客情報はGETできません)
費用対効果を考える
イプロスで費用対効果を考える時、指標はひとつしかありません。
それは「何人の顧客情報を取得できたか」です。
イプロス側も「リーチ数」「閲覧数」「インプレッション」など、
色々と指標を出してきますが、前回の講座でもやった通り、それは偽の情報です。
いくらリーチ数が多くても、顧客情報を取得できて無ければそれは意味がありません。
費用ですが、これはあくまで2023年末の情報になりますが、
「顧客情報をもらえる」最低限の有料プランで月に12~13万円程必要です。
あなたの見込み客の価値はいくらでしたか?(以前やりましたよね)
例えば受注率が10%として、見積10件で1件受注になりますよね。
見込客が100人いるとしたら、見積をくれる見込み客が20%だとします。
そしたら「見込み客」が50人集まれば、見積が10件取れるので、受注が1件、という事にあります。
それでは製品の粗利は20万円だとしましょう。
50人で20万円なので、一人の見込み客(カタログダウンロードなど)に使える費用はMAXで2500円、となります。
イプロスで月13万円かかるのであれば、
イプロスでの顧客獲得目標は130,000÷2500=52人となります。
どうでしょうか?費用対効果は出そうでしょうか?一度計算してみて下さい。
イプロスのコツ
とにかく、イプロスで集客を勝負するとなると、
「カタログ数」が大切です。
単純に製品のカタログだけ、となると10~30程度が限界では無いでしょうか?
そうではなく、技術資料なども積極的に上げていきましょう。
エイチツーのイプロスに登録してあるカタログ数は250です。
技術資料と言っても、難しいモノである必要はありません。
もし、あなたが何かのエンジニアリングサービスをしていれば、「お客様の声」として、お客様にインタビューした記事を載せる、でもOKです。
もし、あなたが食品の加工機械のメーカーであれば、「こんなものを加工しました事例集」でもOKです。
このように「コンテンツ」を作ってダウンロードした顧客情報を得る集客を「コンテンツマーケティング」と言ったりもします。
何か「お客さんに役に立つかもしれない」情報を、日常的に採集できるシステムを作りましょう。
例えば、「○○をサービスするので、インタビューさせてもらえませんか?」と、営業マンが言うシステムを作れないでしょうか?
例えば、権威のある方(表面処理協会の偉い人、その道の関係ある大学教授、など)に、何か記事を書いてもらう事は出来ないでしょうか?
それらをコツコツアップしていけば、イプロスの費用対効果もどんどん改善されていきます。
もちろん、出来たコンテンツは自社のホームページにもアップしましょう。
その習慣(コンテンツを作る、という習慣)が続けば、ホームページからもイプロスからも、驚くように引き合いが増えだします。
もし、「カタログ作ったり、コンテンツ作るのが自分しかいない」という方も安心してください。
講座には「製作編」もありますので、パワポなどで簡単に作れるようになります。
イプロスの集客に悩んだら・・・
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下を見て下さい。
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さらに、
ある時には、1位から3位を、
エイチツーのカタログが独占したこともありました。
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