小さな製造業の為の…
FROM:中島
おはようございます!
メルマガ講座第2回となる本日は「メルマガを配信する目的」について、です。
今日も受信フォルダに届く無数のメルマガですが、
メルマガを配信する目的は一体何だと思いますか?
少し考えてみて下さい。
どうですか?メルマガを送る目的や、あなたの元に届いたメルマガに込められた意味は思い浮かんだでしょうか?
何事にも目的やゴールの設定が必要となりますが、もちろんメルマガにも目的があります。
例えば
・顧客との繋がりを維持する為
・製品を売り込む為
・見込み顧客を育成する為
など、今挙げた目的はほんの一部で、配信者の目的によってそのメルマガの方向性や変わります。
本日はメルマガを製作する上で最初の指標となる「目的」の再確認と設定方法について解説していこうと思います。
メルマガ配信の目的
メルマガの目的・・・
これはメルマガを配信する側、配信先の顧客属性によって様々ですが
ここではポンプメーカー(社員は5名程度)である弊社の3つの目的をご紹介します。
まず、これは中小企業でよく聞く嘆きですが
「いい製品なのに売れない」
「欲しい人には刺さる筈なのに」
という物です。
まさにニッチなポンプばかりを扱う弊社も同じで
メルマガ配信の大きな目的として【1,育成】を掲げています。
ナーチャリングとも言ったりしますが、普段の呼び方でお伝えしますね。
目的1:育成
さて、メルマガを書く目的として育成とはどういった事を指すでしょうか。
簡単にまとめますね。いいですか?
言い方は非常に傲慢ですが
自分の会社、製品、サービスに慣れさせ、あわよくば好きにさせる。という事です。
つまり、見込みとなる顧客に自分たちの製品を知らしめ、
彼らが必要とした時に一番最初に思い出してもらえるようにする。という目的です。
自社の製品やサービスが必要な時に大いに力を発揮する場合、超効果的です。
大手企業が行うイメージ戦略のもっとピンポイント版、みたいな感じです。
この【顧客育成】には、メルマガ配信以外にセミナーの開催や技術資料の提供など
顧客にとって役に立ち、仕事や生活に活かせしやすいものを提供し続けるという側面を併せ持ちます。
常にあなたの影をちらつかせて、いざ何かがあった時に一番にあなたが思い浮かぶように情報を提供していくと
さぁ、どうでしょう。
メルマガで育成が成功したお客さんは、きっとあなたに大切な相談を持ち掛けますよね。
目的2:販売促進
顧客育成の他にメルマガを配信する目的の2つ目は【販売促進】です。
多くの企業はここに重きを置いているケースが多いと思いますが
エイチツーの場合は育成の順位よりは少し劣ります。
というのも、販売促進のために製品やサービスを紹介するのはもちろんアリですが
「こんなにいい商品です!買ってください!」
とだけ書かれたメルマガは飽きられるのが先か、紹介する商品が尽きるのが先かの2択が待ち構えているだけ
と考えているからです。
ただし、販売促進の内容をもう少し分解した時に「新製品の市場調査」を目的とすると有意義になります。
新たな製品やサービスに対して、自社の顧客はどのくらい興味があるのか、
リリースできそうなのかテストをしたり、 それが新たなお困りごとの解決策の提供となる場合もあります。
別講座の一部に「構え、撃て、狙え(英文:Ready, Fire, Aim in Action)」の話、
つまり最小限のリソースで素早くリリースする、という意味で、
実際に弊社ではこの「新製品の市場調査」に比重を置いた目的として設定しています。
目的3:告知
そして3つ目の目的は【告知】です。
新製品の案内、展示会への出展や、社会貢献についての企業の信頼性に関わる内容の配信です。
これらは企業のイメージを良くすることや、印象付けを効果として期待し俗に「ブランディング」等とも言われますが
弊社では3つの目的の中でも最も期待値が低いものとなります。
ただし、見込み顧客でなるべく多くの人にどうしても伝えたい情報に関してはメルマガでの告知はかなり有効です。
その証拠に、開封率(メルマガを開封したかどうかの指標※指標についてはまた追って解説します)は告知であっても、
自社の顧客層に受けがよさそうなテキストの配布や、普段送る「面白いメルマガ」でも一定しているのです。
どれほど画面の外でどれだけ熟読したかまでは計測できませんが、少なくともいつも見てるメルマガであれば
普段とは違う内容(告知)であっても、開封し目を通してくれます。
ふぅ、、、即ゴミ箱は避けられましたね。
さて、ここまで読み進めたあなたは薄々感づいているかと思いますが、
実は目的2と3は、1の育成するという目的に集約される側面があります。
つまりメルマガの目的は、
顧客に必要とされる情報を流し続け、常に頭の片隅に存在し、その時が来たら誰よりも先に思い出してもらえるようにする。
です。
待ちの一手に見えますか?
では、製品やサービスを検討するまさにその時、どんな事が起きるかイメージしましょう。
汎用品ならもちろんのこと、いくらニッチな製品でも必要となった時には十中八九競合が現れます。
それは相見積を取らないといけない決まり、ひとつだけで決めるのが怖い、など
様々な理由から現れる競合の存在かと思います。
しかし、検討段階に入った顧客の中に最初に浮かぶ、その顧客が自分を知っているというだけで
どれだけのアドバンテージになるかは・・・想像に易いですね。
メルマガの目的について発見はありましたか?
次は「メルマガで見るべき指標」について解説していきます。
PS. メルマガの仕組みの話ばかりじゃなくて、メルマガの内容や記事の書き方が気になりますか?
大丈夫、それもちゃんと解説する予定ですよ。
どんな内容でもOKなので、内容に関するご要望などありましたらアンケートにご記入下さいね!