小さな製造業の為のメルマガ講座:3

小さな製造業の為の…

FROM:中島

 

おはようございます!

早くも第3回となる小さな製造業の為のメルマガ講座、

本日は「メルマガで見るべき指標」について、です。

 

これまでメルマガを散々配信してきましたが、ここで1つ明言します。

メルマガにはいいメルマガ、悪いメルマガが存在します。

それも、とある指標たちが如実にそれを数字で表してくれます。

 

本講座では、メルマガの効果計測をするうえで必要となる

「指標」について解説していきます。

※計測といっても難しい計算は出てこないので安心してください。

 

メルマガを評価する

 

メルマガを運用する場合、チェックすべき指標がいくつかあります。

それも、膨大な数ではないのです。至ってシンプルです。

メルマガの効果測定をする上ではっきりとした数字で表れる重要な指標が以下です。

 

・開封率

・クリック率

・離脱率

 

そのままの意味ではありますが、実際にメルマガでのこれらの指標のチェックと活かし方を解説していきますね。

オマケにメルマガ配信ツールであればほとんどが計測できる、その他の指標も紹介します。

 

メルマガの指標、数値は配信フローの中で以下のようになります。

 

 

図にあるようにメルマガ配信が行うとまず最初に、そのメルマガがちゃんと受信者の元に届いたのか

という集計が行うことができます。

配信成功率やエラー率、到達率など様々な呼び方がされる指標で、

その現象を指した名前が付けられることが多いので各システムや担当者によって呼び名が変わる傾向にあります。

 

配信成功率は

(受信サーバーに弾かれたメール件数÷送信したメール件数)×100(%)

で計算出ます。

これは配信先のリストのメールアドレスが無効であったり、受信者側がドメイン認証設定で

見知らぬアドレスからは弾くようにしてある事がほとんどです。

リストの見直しや、ドメイン設定の見直しの呼びかけなどが対処となります。

届かないものは届かないので、あまり重要視していません。

それよりもこの先の指標に重点を置きます。

 

開封率

 

開封率はメール受信後にどれだけ開封されたかをカウントした指標です。

平均的な開封率は15~20%と言われていますが、業種やテーマによってまちまちです。

 

(開封した人数÷送信したメール件数)×100(%)=開封率

 

この指標は、件名が大きく左右します。

あなたなら初見のメルマガを読むか読まないかの判断はどうしていますか?

1件1件メールを開いてわざわざ文章を読み込みながら、読み進めるか、ゴミ箱に入れるかを考える。

なんて、優雅な事はないですよね?(そうしてるわよって思ったならスミマセン)

パソコンを起動して、受信フォルダを開いて、羅列される件名を見て明らかに興味のない件名や関係のない件名のメールを

ポンポンとゴミ箱に放り投げていきますよね?

メルマガの受信者はあなたと同じように次のタスクに追われ、件名で開くかどうかを瞬時に判断します。

つまり、この開封率が低い時、第一に考えられるのは

 

「件名に関心が無かった」

「つまらないトピックだった」

 

です。

そのくらいシビアな現実が開封率として現れます。

件名に表示されるキーワードは読む読まないの第一関門となる事を心しておきましょう。

 

クリック率(CTR)

 

さて、興味をそそるタイトルに惹かれ受信者がメールを開封してくれました。

目的がメールを読んでもらうだけ。

ならいいですが、ほとんどのメルマガではその先へアクションしてもらう、例えば購入の誘導、アンケートへの回答、資料請求など

本文内のリンクをクリックしてもらうというアクションを期待します。

クリック率はこの本文のリンクをクリックした人の割合を指します。

※CTR=クリックスルーレートの略

 

(クリックした受信者数÷開封されたメール件数)×100(%)=クリック率(CTR)

 

クリック率の平均はクリックのハードルによって様々です。

例えば続きはコチラ(詳細ページ)と購入はコチラ(購入ページ)とではハードルがまったく違いますよね。

ただし、前章のように「興味を引くメルマガを送り続ける」といった目的を持って配信する上では

基本的にこのクリック率が最も重要視する指標となります。

 

エイチツーのメルマガは冒頭の文章のみがメールで送られ、

「続きはコチラ」という文言をクリックすると続きが読める。という構成です。

↓実際のメルマガ

 

今回で言うと、「続きはコチラ」を押してくれるかどうかを表した指標が、クリック率となります。

このクリック率がそのメルマガの良し悪しの評価をします。

これが低かったら失敗、高ければ成功。と捉え、次回に活かします。

一説によると製造業のメルマガの平均CTRは2~2.5%と言われますが、

エイチツーのメルマガチーム内では自社の平均値からCTR3~4%をまぁまぁ、7~10%以上を良しとしています。(2024年現在の指標)

 

10000人に配信して、CTRが10%なら、1000人があなたのメルマガを読んだ。という計算になります。

私たちも約10年メルマガを送り続けて、ある程度の規則性は固まってきたものの、

めちゃめちゃ気合入れたメルマガなのにCTRが低かったり、

労力があまりかかっていないメルマガでもCTRが10%を超えたり、と常に検証を重ねています。

 

また上記のグラフにはコンバージョン(CVR)もそのフローの関係上記入してありますが

実際にはメルマガのリンク先が即購入ページ等で「買ってもらう」というゴールに最短で行きつく場合や

「お問い合わせが来る」という場合に計測するという形になります。

もちろん何をコンバージョン(=目的)とするかでパーセンテージには変動があると思いますが、

コンバージョンの計測自体、メルマガのシステム外で起こるアクションであって、

メルマガの結果計測とは切り離されて計測される場合が多いのでこの章では割愛させて頂きます。

 

離脱率

 

離脱率はそのメルマガでどれだけの人数が離脱、受信拒否の設定を行ったかがわかります。

つまり、メルマガの登録解除された件数の割合です。

 

(そのメールから配信停止した読者数÷到達したメール件数)×100(%)

 

離脱率は配信内容が「受信者にとって適切な内容だったか」が大きく関わってきます。

ニーズに合わないメルマガは当然ながら離脱者が増え、結果が出にくくなるのは明白ですね。

内容の他に、頻度が適切でなかった、配信時間が合わなかった、配信リストが想定している顧客層ではなかった

などが考えられるため、離脱が増えるタイミングを確認し、原因が何だったのかを検討、対策を行います。

 

これらの指標を参考にメルマガの内容をどんどんブラッシュアップしていきましょう。

 

PS. メルマガの仕組みの話ばかりじゃなくて、メルマガの内容や記事の書き方が気になりますか?

大丈夫です、それもちゃんと次回から解説する予定ですよ。

次回は「メルマガの書き方」です。

どんな内容でもOKなので、内容に関するご要望などありましたらアンケートにご記入下さいね!

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