小さな製造業の為の…
FROM:中島
おはようございます!
前回はメルマガを書く上で一番大切な事について解説しました。
「目の前のあなたと会話する」ことをベースにメルマガを書くんだ!
と意気込みましたが、はて、何について書けばいいのやら・・・
読まれるメルマガの特徴とゴミ箱行きのNGメルマガの特徴をお伝えしますね。
もしあなたがメルマガを始めようと思っているなら、
これらを必ず活用してほしいので、まずは読まれるメルマガの特徴から解説します。
読まれるメルマガの特徴1:ストーリーがある
それでは、具体的にどういったメルマガが読まれるか、解説していきます。
まず最初に、「読まれるメルマガ」に共通しているのは「ストーリーがある」という事です。
例えば、以下のような始まり方で配信したメルマガはCTR15%を記録しました。
どうでしょうか?続きが気になりませんか?
ストーリーというのはあらゆる人間に共通して大好きなものです。
工場向けBtoBで営業をしたり、開発をしたり、メンテナンスをしているならば、
現場で起こった事、失敗したことを、目の前に相手がいると思ってストーリーを語ってみてください。
あなたの会社の創業ストーリー、ヤバかったストーリー、失敗のストーリー、そしてそこから立ち上がったストーリーはありませんか?
前章にもあったように初めて会った人間にいきなり「新製品が出来ました。仕様はこちらです」なんて言いますか?
楽しかった話、雑談、話の導入が必ず必要じゃないでしょうか。
メルマガも同じです。
「こんな事がありました」という話が、相手の共感を呼べば呼ぶほど、お客さんと仲良くなれる経験はありませんか?
それと同じ事をすればいいのです。
メルマガだからって、何も堅苦しく書く必要は全くないのです。
読まれるメルマガの特徴2:シンプルである
まずは本文をご覧ください。
こちら実際に配信され、CTRも11.4%と、かなり良い数字を出したメルマガでした。
このメルマガのタイトルは「初めまして、新人です。」
タイトルは非常にシンプルで、シンプルがゆえにあまり見ないタイトルです。
例えばタイトルが「2020年度 新人歓迎会を開きました」とかだと、同じことを言っていても興味を引きません。
これもそうです。
「一人の人間に語りかけるように」というのがポイントです。
メルマガの冒頭で元気よく「初めまして!」と言われて嫌な気持ちになる人はあまりいなんじゃないでしょうか?
ビジネス文章に慣れ親しんでいる人には抵抗があるかもしれませんが、
メルマガは実はこれくらい砕けた方が読まれやすく、ファンになってくれます。
そしてこれくらい「言いたいこと」はシンプルに伝えてください。
メルマガを読む/読まないの判断は一瞬です。
タイトルで「おっ?」と思わせ、本文もシンプルにリンクまで誘導が鉄則です。
読まれるメルマガの特徴3:クエスチョン(?)マークを使う
こちらも本文をまず見て下さい。
CTRが11.6%の高い数字を出したヒットメルマガです。
特徴としてはトップに画像(写真)を一切使わず、文章のみで読ませるメルマガになっています。
特にタイトルは「~?」と何かを聞くようなタイトルになっており、
同じく本文の冒頭も「電流値を計測して、なにがわかるんですか?」とインパクトのあるワードを2回続けることにより【一貫性】を持たせています。
本メルマガは技術的な内容の記事となっており、いかに興味を持ってもらえるか、苦心した記憶があります。
要するにポンプの電流値を定期的に計測することにとって、故障の内容や時期をある程度把握できるよ!
という内容なのですが、やはりそれをそのまま書いてもなかなか興味を持ってもらう事は出来ません。
そこで、軽いストーリー仕立てにし、クエスチョンを多用することで、ポップで読みやすい記事になりヒットへ繋がりました。
読まれるメルマガの特徴4:トレンドにのっかる
最後に(まだまだありますが!)、「トレンドにのっかる」という方法を紹介します。
CTRが10.2%のヒットメルマガです。
2019年の記事ですが、テスラを試乗して来た、という内容の記事です。
タイトルも「テスラに試乗してきた」だとインパクトが薄いと思い、こちらもクエスチョンマークで問いかけています。
2019年時点ではテスラもまだ特殊な変わった電気自動車メーカーでしたが、
ニュースサイトなどは「日本の自動車産業はどうなる?」という話題で賑わっていました。
そして、私達のメルマガ購読者様には自動車産業はたくさんのユーザーがいる業界なので、注目度も高いと思います。
そんな旬の話題にのっかると、簡単に興味を引くメルマガを作ることができます。
例えば今現在、DXや脱炭素などが話題ですが、それに御社の製品・サービスを絡ませることはできないでしょうか?
直接的にトレンドと製品サービスを結びつける必要はありません。
入口としてトレンドを利用し、「弊社はこういった製品もあります」でPRするのでもOKです。
我々は毎日メルマガを送っていますが、やはりネタが尽きたときなど、いま何が世間の関心を引いているのか、という事にフォーカスしてネタを探すことも多々あります。
どんなにマニアックな製品サービスでも、トレンドを入口にすれば、多くの人に読んでもらえるメルマガになります。
読まれるメルマガの特徴番外編:小学生でもわかる文章を
メルマガに関する「読んでもらえる」コツは、まだまだあるのですが、
この講座ではここまでの紹介で終わらせて頂きます。
次回、NGメルマガ(悪いメルマガ)をお伝えしする予定ですが、ここで読まれるメルマガの特徴、
いや、鉄則でもあり、NGメルマガにならないための注意点をお伝えします。
それは、「小学生でもわかるように書く」事です。
大体、小学校6年生の子が読んでうんうん、と理解できるくらいわかるように書いてください。
「選択性を高めた弊社オリジナルのフィードバック・システムである【エクセレント・ラップ】が、フルレンジでの液面レベルセンシングを可能にします」
何か凄そうですが、まったく何のことかわかりませんよね。
これは意外と多いのですが、製品の良さを伝えようとするあまり、超専門的な用語やオリジナルワードがキャッチコピーに入って来るパターンです。
これでは小学生どころか大人の我々にもよくわかりません。
「今まで計測が難しかったタンクの液位も、計れるようになります」
ならどうでしょう?
なるべくシンプルに、且つなるべく読み手に伝わる言い方で。
これはメルマガに限らずコピーライティングやビジネスシーン、言ってしまえばラブレターであったって、変わる事のないルールなのです。
次は、読まれるよりももっと大切な事かもしれない、「悪いメルマガ」を解説するので
絶対に真似しないように注意深く閲覧してください。
PS.いつも受け取っているメルマガの裏側が露わになりはじめましたね。
新たな発見はありましたか?あなたが思った事やリクエストなど、アンケートで是非お聞かせください。