小さな製造業の為の…
FROM:中島
小さな製造業の為のメルマガ講座もいよいよ最後になりました。
メルマガに対する印象に変化はあったでしょうか?
本日まで受講を続けたあなたの【メルマガを書く事へのハードル】は
受講前よりはかなり下がったと思います。
最後回の本講座では、製作したメルマガを配信するために必要な知識を実践ベースでご紹介します。
メルマガの配信方法
メルマガも書いた!アイキャッチもOK!
さて、どうやって配信するのでしょうか。
普段から使用しているメールソフト(OutlookやGmail、Yahoo!メール…etc)を使用して
宛名分のメールをコピー&ペーストで送りますか?
リストが数名~10数名なら少し大変ですが可能ですね。
しかしリストはどんどん増えますし、あなたの時間を奪うこの方法はあまりオススメできません。
ではどうするのが良いでしょう。
そうです、メルマガを配信するにはメルマガの配信システムを利用します。
「メルマガ 配信」
と検索すると複数のメルマガ配信システムがヒットします。
我々が現在使用しているシステムは顧客リストの自動追加機能やA/Bテストなどの検証機能、
そして顧客管理までが可能な総合的なものを使用しています。
現在のシステムに行きつくまでに様々なメルマガ配信システムを試しましたが
今からお話するメルマガの決まりは、そのシステムがどんなにシンプルでも複雑でも変わりありません。
それでは、メルマガ配信システムを使用してメルマガ配信を行う場合の全体像を簡単に解説しておきますね。
メルマガの配信システムが行うことは至ってシンプルで
登録された自社の顧客リストに対して、製作したメルマガを指定の時間に一斉に配信を行う。
これだけです。
システムの供給元によって、操作性、配信精度の違いやオプション機能の充実度合、データ分析の表示のされ方が少しずつ違うだけなので
こと「メルマガを配信する」という点に於いては上記が配信システムのメインとする所です。
更にセグメント分け配信といって、リストを仕分けする際に自社の顧客の属性別に分類しておいて
あなたが「この属性の顧客だけにメルマガを配信したい!」とターゲットを絞った配信が可能だったりします。
弊社では製造業を商社かユーザーかの大分類に分け、さらに10以上のセグメント(科学・食品・化粧品など)に分類し
化学品を使用するユーザーにだけターゲットを絞って配信するといった目的を果たすために使用していました。
そうした方が受信者にとってはより一層自分に関係のあるメルマガになるからです。
メルマガの種類
実はメルマガには大きく分けて2種類の姿があります。
それは時に○○形式と言われ、文字通りそのメルマガの形式を指します。
メルマガ形式1:テキスト
テキスト形式は、文字、数字、記号のみで構成されるメールを指します。
至ってシンプルなメールですね。
普段ビジネスで使用するメールと同じと思ってもらってOKです。
テキストメールでのメリット/デメリットは以下に記載しました。
▽メリット
・データの容量が抑えられる
・製作が簡単
・セキュリティーで弾かれにくい
▼デメリット
・デザイン性が乏しくなり目を引かない
・リンク貼り付けが丸出しになって表示される
・開封率の計測が出来ない
【テキストメールサンプル】
メルマガ形式2:HTML
HTML形式は、文字のフォントや色の変更が可能で、画像の挿入も行える形式を指します。
アイキャッチやバナーなどがついている毎朝あなたの元に届くあのメルマガは
HTML形式で製作されたメルマガです。
もちろんこのメルマガ講座も全編HTML形式で配信しています。
因みに、HTMLの読み方はそのまま読みでOKで「エイチティーエムエル」です。
HTMLメールでのメリット/デメリットは以下に記載しました。
▽メリット
・アイキャッチなど画像の挿入が可能
・文字のフォント、色、サイズ変更が可能
・メールの開封率の計測が可能
・リンク貼り付けが隠れるので画像をボタンのように使える
▼デメリット
・慣れるまで製作に時間がかかる
・受け取り手の環境によって文字化けや正しく表示されない場合がある
・容量が大きいためサーバーへ負担がかかる
【HTMLメールサンプル】
テキストとHTMLの形式は配信者側で内容や配信対象に合わせて形式選択をする事ができます。
メリットとデメリットを理解したうえで形式を選択してみましょう。
メルマガの関係法規(注意点)
配信にはシステムを利用し、配信内容に合わせた形式選択もバッチリ。
メルマガ配信まであと一歩です。
最後に、メルマガ運用における現実的な法規の問題、いわゆるNG行為を注意点として紹介します。
【特定電子メール法】
迷惑メールを規制する法律として2002年に施行されたもので
以下の内容となります。
・同意を得た(登録した)ユーザーに送信する
・本文に送信者の氏名や名称、メールアドレスなどを明記する
・送信者情報の虚偽は厳禁
・受信拒否ユーザーへは配信を行わない
・受信拒否の方法を明記する
これらとよく似ている法律がもう一つあります。
【個人情報保護法】
個人情報の取り扱いを定める法律です。
オプトイン、オプトアウトの確立が求められるのですが
簡単に言えば
同意や登録を得たユーザーへ送信すること。(オプトイン概要)
そして、受信拒否がいつでもできるような設定を行う事。(オプトアウト概要)
となります。
これらはメルマガを配信を存続する上で重要な事項ですので
配信時には忘れず施行、設定をしましょう。
メルマガ配信システムを提供しているサービスであれば
必ず自身のメルマガの受信拒否設定が出来るようになっているのでマニュアルに沿ってセットアップしましょう。
あとは始めるだけ
先ほど形式の章で、製作者側で形式の選択ができる。と言いましたが、
実は受信者側の設定によりテキスト形式のみでしか受け取れない設定になっていたりする場合もあるので
必ずしもあなたの全てが届いているわけではありません。
しかし、文字化けでも起こさない限り、
どちらの形式でもタイトルや文章といった文字データは相手に届きます。
どんなにオシャレなアイキャッチも、思わず資料請求したくなっちゃうようなリンクボタンも
あなたが書く「ついつい読みたくなる面白そうな文章」には敵いません。
あなたの顧客にあなたの言葉が直接届くのがメルマガの本質です。
これまで学んだ基本を踏まえて、まずは週に1回からメルマガを始めて見ましょう。
「小さな製造業の為のメルマガ講座」はこれにて一旦終わりになります。
最後まで見て頂き、誠にありがとうございます。
本講座は、「メルマガ」にフォーカスを当てて深堀りしました。
「メルマガ」も、マーケティング活動の、ひとつの手段でしかありません。
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P.S 本講座の受講、誠にありがとうございます。この講座の改善点も含めて、ご意見アンケートお願いします!