小さな製造業の為のWEB広告講座6:

小さな製造業の為の…

FROM:長谷

 

前回、PPC広告の全体像をお伝えしました。

 

今回は更に具体的に、「キーワードの決め方」について解説します。

 

リスティング広告で成功する為のコツは、一言でいうと

「欲しい人に、欲しいモノを、欲しいタイミングで伝える」

 

という事です。

 

広告費には限りがあるので、

なるべく「欲しがっている人」にピンポイントでクリックさせる、という事がとても重要になります。

 

つまり、「どんなキーワードを検索した人に、広告を表示させるか」というのが重要です。

 

それでは、あなたの製品・サービスを買いそうな方は、

どんなキーワードで検索しそうですか?

 

一緒に考えていきましょう。

 


 

まずはコンバージョンを何にするかを決める

 

あなたのリスティング広告の目標は、

「広告を表示させる」事でも、「クリックさせる」事でもありませんよね?

 

目的は「コンバージョンさせる」という事のハズです。

 

コンバージョンの意味は運用される会社によって様々ですが、

エイチツーであれば「資料請求させる」「カタログダウンロードさせる」「問い合わせをもらう」というのが、

コンバージョンとしております。

 

楽天やamazonに製品を出品しており、

それらの購入がコンバージョンの場合は、成果として見やすいのですが、

あなたの製品・サービスが、即決で買われるようなモノでは無いのであれば、

PPC広告のコンバージョンは「引き合い」になるのではないでしょうか?

 

代理店さんや商社さんからの引き合い、

もしくは飛び込み営業やローラー作戦でPRして取った引き合いと同じように、

WEBからも引き合いが来るようになれば、それは商流の大きなチャンネルが一つ増えた、という事でとても価値のある事ですよね。

 

まずは「広告を表示させる」「クリックさせる事」は手段であって、

目的は「コンバージョンを取る事」という事を覚えておいてください。

 

その意味で考えると、

「なるべく引き合いになりそうな検索ワード」を考える必要があります。

 


 

なるべく引き合いになりそうな検索ワード

 

それではキーワードの決め方を解説していきます。

 

キーワードには「ビッグワード」と「スモールワード」があります。

図にすると下記のようなイメージです。

 

例えば、弊社のポンプで「耐熱水中ポンプ」というニッチな製品があるのですが、

これをPPCで引き合いを得ようとするのであれば「ポンプ」はビッグワード過ぎます。

 

「ポンプ」だと灯油のポンプも、お風呂用のバスポンプも含まれるため、

表示回数やクリックはたくさんされると思いますが「耐熱水中ポンプ」を探している人に届くとは思えませんよね?

 

次に「水中ポンプ」はある程度絞られたワードですが、

これでも水中ポンプは世の中にたくさんあるので、ニッチな「耐熱性に優れた水中ポンプ」を探している人にはなかなかヒットしません。

 

では、「耐熱水中ポンプ」を探している人はどうでしょうか?

 

我々が売ろうとしているのは「耐熱水中ポンプ」なので、これは引き合いの確率が高いのがわかるかと思います。

 

※クソみたいなコンサルや広告代理店に捕まると、平気で「ポンプ」とかでキーワード設定してくるので注意してください。彼らはコンバージョンが欲しいのではなくて、委託費が欲しいだけなのです。

 

もう少しキーワードについて考えます。

 

「耐熱水中ポンプ」というキーワードではなくて、

「高温用水中ポンプ」はどうでしょうか?

言い方を変えましたが、同じことを言っているので、コレもコンバージョンに繋がりそうなワードですね。

 

大切なのは「お客さんの言葉」でキーワード設定をすることです。

 

お客さんが使う言葉は様々です。色々な角度から考えるようにして下さい。

 

例えば

「水中ポンプ 故障 温度」はどうでしょうか?

 

これを検索した人は、

きっと高温で普通の水中ポンプを使用して、故障してしまったのでは無いでしょうか?

 

そのお客さんは、我々の耐熱水中ポンプを見て、

「この製品なら故障しなさそう」と思ってもらえそうじゃないですか?

 


 

困りごとでの検索キーワード

 

もしかすると、あなたの売りたい製品・サービスは、

「耐熱水中ポンプ」のように、決まった通称が無いかもしれません。

その場合も考えていきましょう。

 

例えば、あなたの製品サービスは

「切削マシンから出るクーラント液を再生する」装置だとします。

 

でも、このマシンには「耐熱水中ポンプ」のような通称が無く、認知度も低い製品です。

 

その場合は「お困りごと」でキーワードを作ってみましょう。

 

例えば、このマシンを必要とする人は何で困っていますか?

「クーラント液を再生したいな!」と思っている人もいるかもしれませんし、

「クーラント液のコスト下がらないかな」と思っている人もいるかもしれません。

 

その場合は「クーラント 再生」「クーラント コスト」「クーラント 最安値」でも良いかもしれません。

 

つまり、それを探している人(困っている人)に、あなたの製品を使えば同じメリットを与えれればOKですよね。

 

もしくは、競合他社が同じような製品を出していて、

かつ知名度もそちらの方が高いのであれば、「競合製品の名前」でキーワード設定する事も可能です。

 

つまり、他社さんを検討している人へ、あなたの製品を一番にPR出来るのです。

 

これはかなり購入意欲のある人だと考えられませんか?

 

地域で絞るキーワード

 

例えばあなたが山梨県で、表面処理を行っている会社だとします。

 

その場合のビッグワード・スモールワードは下図のようなイメージです。

ビッグワードとしては「表面処理」です。

・表面処理とは何か?を知りたい人

も含まれてしまいますので、無駄の多い、良くないキーワードです。

 

表面処理よりも狭いワードとして「亜鉛メッキ」がありますが、

これも亜鉛メッキとは何か?や、亜鉛メッキ自体を知識として知りたい人も大多数いそうですよね。

 

仮説ですが、

私が依頼主なら、「近くに良い表面処理工場さん、ないかな?」のように、

「近くに」というワードを出すと思います。

 

「山梨 表面処理」であれば、これを検索する人は

検討が本気に思えないですか?

 

なお、PPC広告は、地域を絞って出すことが可能です。

なので、山梨県だけにこのキーワードで広告を出せば、無駄なお金を使わずにコンバージョンを取れるのではないでしょうか。

 

 


 

まずはスモールワードから始めるのがコツ

 

今回解説したように、まずは「スモールワード」からスタートすることをお勧めします。

小さく初めて、大きく育てるイメージです。

 

ただ、あまりに小さくし過ぎると、

そもそも検索する人が月に10人、のような事も有り得ます。

 

そのあたりを調整しながら、コンバージョンに繋がる最適なキーワードを探しましょう。

 


 

私達は、耐熱水中ポンプをはじめ、

とてもニッチな製品をPPCを使って販売を伸ばしてきた実績があります。

 

BtoBの、工場設備向けのPPCに大切なのは、

今日の講座で解説したように「顧客理解」です。

 

普段、化粧品やアパレルなどのPPCを手掛けていた人たちが、

表面処理の事がわかると思いますか?

 

そこで働く人たちと、会って話したことがあると思いますか?

 

無いでしょう。

 

そんな人たちが最適なキーワードを探せるハズがありません。そもそも表面処理を理解していないのですから。

 

私達は、ポンプメーカーという立場上、あらゆる現場に精通しています。

(ポンプはどこの工場でも、必ず使われていますよね)

 

そういう意味では、BtoB工場設備系のPPCなら、一番顧客理解をしている自負があります。

 

そんな私達に、「PPC立ち上げ・運営」を任せてみませんか?

 

相談・提案無料なので、ぜひお気軽に利用してみてください。

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PPS. 次回はキーワードを検索した人に表示させる「良い広告文の作り方」の詳細を解説します。

アンケートでは今回のビッグワード/スモールワードの復習が出来るようになっています。是非挑戦してみて下さい。

 

アンケートはこちらをクリック