小さな製造業の為の…
FROM:長谷
この「小さな製造業の為のマーケティング講座」は、
まずはマーケティングについての大枠について解説をしていきます。
・マーケティングってなに?
・マーケティングがうまくいくとどんないい事があるのか?
・いろいろなマーケティング
・価格戦略
など、なるべく丁寧に、わかりやすく解説していきます。
と、その前に、
マーケティングの講座を100%活かしてもらう為に
「捨てて欲しい」ことが3つあります。
この固定概念があると、
どれだけわかりやすく、小さな製造業に寄り添ったマーケティングを解説しても
意味が無くなりますので、必ず捨てるようにお願いします。
マーケティングを学ぶ前に捨てて欲しい事:
1. 「ウチの業界では通用しない」という思い込み
なんとなく、「マーケティング」は
化粧品や食料品、家電や携帯電話など、一般消費財を売る為のものだと思っていませんか?
また、TVCMなどで出てくる大企業が、大きな予算を使って専門の部署が行うもの、と思っていませんか?
ウチでは、専門の部署もありませんし、予算もかなり限られています。
WEB広告を打つにしても、1日にかかる費用は¥1000以内で抑えていたります。
でも、その広告で100万円以上のモノが売れるので、全然マイナスではないのです。
ようは、ツールもシステムも、使い方次第です。
例えばあなたが、メッキ工場に勤めていても、
ターゲットが限られる、超マニアックな産業機器を作っていても、
逆に「他社と差別化できない」普通の何かを作っていたとしても、
製造業ではなく、商社さんや何かのサービスを売りにしているとしても、
必ず本講座のマーケティングは役に立ちます。
その為に、常に「自分の会社だとどういう使い方が出来るか」という風に考えて下さい。
私が読んでいたマーケティングの本にも、
「ポンプ屋さんで使えるマーケティング」なんて何も記述はありません。
色々なマーケティングの例を学び、自分の業界に使えるやつをピックアップしたのです。
我々にできたのだから、絶対にあなたにも出来ます。
まずは「ウチの業界では無理」という考え方を捨てるようにしてください。
マーケティングを学ぶ前に捨てて欲しい事:
2. 今までの常識を捨てる
次に捨てて欲しいのは、「今までの常識を捨てる」という事です。
例えば「他社さんがやってないから」というのは、そのマーケティングを止める理由になりません。
やってないから、やるのです。
例えば、何かを販売をした際に、その製品にチラシを入れていたりしますか?
バックアップ用の2台目購入を促すようなチラシだったり、オプションを紹介するようなチラシです。
チラシを1枚作るのに5円かかるとして、500人に1人でも購入してもらえたら、その費用は回収できないでしょうか?
製品にチラシを入れる事ですら「今までやっていないから・・・」と考えられると、
学びはゼロになってしまいます。
今はインターネットから1式で200万から1000万程する中和装置が売れるようになっています。
なぜなら、今は多くの人がインターネットで「中和装置を探す」からです。
これは一昔前には考えられなかったですよね?
そして今は、Z世代を中心に「Googleで検索する」のは無く、
「Youtubeで検索する」ようになってきています。
文字を読むのではなく、動画で探すようになっています。
そして「Youtubeで探す」世代が購買の決定権を持つ頃、
紙のカタログは果たして効果があるのでしょうか?
このように、常識は移り変わります。
今までの常識を捨てるマインドを持って講座に臨んでください。
マーケティングを学ぶ前に捨てて欲しい事:
3. アート、クリエイティブ、イノベーションという概念を捨てる
最後に、本講座ではデザインに関しても追って解説します。
そこでも説明しますが、「アート」「クリエイティブ」でないといけない、という概念は捨てて下さい。
そして「イノベーション」という何となく耳心地に良い言葉も捨てて下さい。
アップルのジョブズのようなイノベーションに憧れる気持ちもわかりますし、
そういった英雄伝はわかりやすく勇気をもらえますが、
大切なのは、イノベーションではなく、「最適化」です。
・誰に?(あなたのターゲットは誰?どこにいる?)
・何を?(ターゲットが欲しがるであろうモノ・コト)
・どうやって?
という基本的な事を、主にWEBを使って最適化するのです。
「いらない」と言われているのに、無理して売ろうとするのはツライですよね?
最適化、というのは
あなたのサービスや製品を、お客さんから「欲しい」と言ってもらえ、
さらにそれに満足してもらい、リピートをもらう、
この仕組みを作る、という意味になります。
誰に?何を?どうやって?
このひとつでもズレていると、上手くいきません。
すこしずつ見直しながら、マーケティングを作り上げ最適化していきましょう。
仮に、7%ずつでも売上が上がれば、10年後には倍になっています。
そんな「リアルな」「使える」マーケティングを講座で学んでいきましょう。
その為に、前著した3つの概念は、
今日から捨てるように心がけて下さい。
PS. 今回の講座の感想を教えて下さい。頂いた感想は必ずフォードバックし、講座の内容に反映させます。