小さな製造業の為の…
FROM:長谷
第六回は「WEBを使った集客方法」を解説していきます。
前回の講座で
・受注率
・集客にかけれる予算
の算出方法とその大切さを解説しました。あなたの会社の数字は出ましたでしょうか?仮説でもOKです。
それではWEBを使った集客方法を見ていきましょう。
解説するのは、エイチツーが一番得意とするWEB集客方法です。
WEB集客のいろいろ
「WEB集客」とは、インターネットを使った集客方法の大枠を言い、色々な集客方法があります。
ここでは「無料」で出来るWEB集客と、「有料」で出来るWEB集客を簡単に説明します。
まずは無料で出来るWEB集客です。
イメージしやすいのがSNSで自社のアカウントを作り、そこに投稿する、というWEB集客です。
ここでイメージして欲しいのが、過去の講座でも話をした、
あなたの製品・サービスは「誰に」届けるのか、という事です。
この講座は小さな製造業、もしくは工場・企業向けの資材・サービスを販売している方を対象としておりますが、あなたのターゲット顧客は、SNSであなたの製品を偶然見て、問い合わせしようとするでしょうか?
これはとても大切な質問です。
例えば工場でよくポンプが壊れる、という問題に悩まされている保全課の人が、
プライベートでインスタを見ている時に「#ポンプ」「#ポンプ 壊れる」などを検索するでしょうか?
やるとすれば、仕事中に自分のパソコンで「ポンプ 壊れない」「ポンプ 故障原因」などをGoogleなどで検索しないでしょうか?
結論から言うと、SNSの投稿は効果が見込めないので、やり始める必要はありません。
無料だからと言って、貴重な時間をそこに割く必要はありません。(エイチツーでもSNSはやっておりません)
次に、ブログやyoutubeはコンテンツとしては作るべきだと思います。
ただ、これは「集客」には使えません。
Youtubeやブログで集客に期待するのではなく、「販売(アプローチ)」というフェーズで使いましょう。
後述しますが、集めたリストを使って、メルマガを打つ段階になった際に、リンク先としてブログや動画に飛ばす、という使い方が出来ます。
つまり、Youtube・ブログ・SNSは「集客」という意味では、B to Bでは特に意味をなしません。
最後のホームページの更新、という項目ですが、
もし自社でホームページの更新が可能であれば、コスト低いので是非続けて下さい。
理想は月に2回程度、ニュースやコンテンツを増やすのが良いと思います。
後述しますが、SEO対策になりますので、即効性はありませんが、更新がほとんどないホームページを持っているよりは、格段にSEO的に良いので、小さな更新でも良いのでホームページはフレッシュな状態で保ってください。(SEO対策については次回説明します)
次に、有料で出来るWEB集客を解説します。
まずはPPCです。
pay per clickの頭文字を取った言葉で、「1クリックで料金が発生する広告」を指します。
具体的には、GoogleやYahooで何かを検索した時、検索のトップに自社のホームページが来るように出来ます。
例えば、Googleで「中和装置」と検索してみます。
すると・・・
赤く枠で囲った部分が弊社(エイチツー)が広告を出している部分になります。
大きく「スポンサー」と書いてある部分が、PPC広告です。全部で3社、掲載してあります。これがPPC広告になります。
次に「リターゲティング広告」です。
これは、一度あなたのホームページに来たことがある人に、
違うWEBサイトでもあなたの製品広告を表示させることが出来ます。
なにかのブログやニュースサイトを見ていたら、ずっと前に買おうとamazonや楽天で検索した、服や本が画像で出てきているのを見かけた事はありませんか?
あれがリターゲティング広告です。少額で掲載出来ますが、効果は薄いです。
Youtube広告は、
Youtubeで動画を見ていたら途中で広告が挟まれることがあるかと思いますが、それに該当します。
また、Youtubeチャンネル内の隅に画像を入れるようなタイプもあります。
アフィリエイト広告は、
インフルエンサーやブロガーなどがあなたの製品・サービスを紹介し、その購入リンクをクリックして実際に購入した場合に報酬(広告費)が発生するタイプです。
化粧品や家電、情報商材でよく使われる手法です。
結局、どれが良いの?
駆け足で解説してきましたが、実はまだまだWEB集客での手法はたくさんあります。
めちゃくちゃあり過ぎて、どれが結局良いの?となりますよね。
エイチツーとしても色々試した結果、「PPCがベスト」という結論です。
特に「小さな製造業」がやるべきなのは、PPC一択です。
PPCのメリットは、
・即効性がある(すぐに結果がわかる)
・改善やテストがやりやすい
そして、「検索した人を集客できる=その製品を探している人を見込み客にできる」
というのが大きいです。
ただ、PPCで集客する場合、ある程度利益の出る製品を想定してください。
というのも、PPCは1クリックされた段階で費用が発生します。
費用はどの検索キーワードを対象にするかで大きく変わりますが、だいたい100円~180円程度です。
例えば、1クリック100円のキーワードを対象にして、
30クリックで1引き合い(問い合わせ)が得れるとします。
ここまでにかかった費用は30×100円で3000円です。
もし、あなたの製品の受注率が10%だったら、1個受注するには、10の引き合い(問い合わせ)が必要ですよね?
すると広告費としては、300クリック必要になるので、
1個受注にかかる広告費としては30000円です。あなたの製品は1個あたり30000円をかけても充分な利益が出ますか?
これは例になりますが、ある程度の粗利が無いと難しい広告手法という事がわかって頂けるかと思います。
ただ、PPCは計測と改善が非常にやりやすく、
最初は10クリックで1問い合わせだったのを、8クリックで1問い合わせに改善していく、というのが「すぐ=即効性」可能です。
試行錯誤はある程度必要ですが、まずはWEB集客としては、PPCをお勧めします。
次回は「お金を使わずにGoogle検索で上位に来させたい」と願う全ての方へ「SEO対策」について、ざっくり解説しますね!
今回の講座で、
PPCやってみたいけど、どうやってやるの?
と思われた方も多いかと思います。
そんな方にお勧めのサービスがあります。
エイチツーが運営するWEBCOの「PPC立ち上げ・運営支援」です。
相談・提案無料なので、ぜひお気軽に利用してみてください。
PS. 今回の講座から専門用語が少し増えて来ました。あなたの理解と進捗を確認したく、アンケートに協力お願いします。