小さな製造業の為の…
FROM:長谷
前回は「悪いメルマガの例」について解説しました。
今回は「読まれるメルマガ」について解説していきます。
何を隠そう、ここまで講座を読んでくれているあなたも、
エイチツーのメルマガを読んでくれている証拠ですよね。
世の中のほとんどのメルマガは読まれずに無視されてしまいます。
読んでもらえる「メルマガ」に共通する事項はなんでしょうか?
起業してすぐに、赤裸々に配信を開始
まずは私たちのストーリーを紹介します。
起業したての私たちは、
どう考えても弱く、小さく、「出来ること」が限られていました。
いざメルマガを始めても、
意識は「小さく、弱い会社に見えないこと」という事が念頭にありました。
何となく「しっかりした会社」という印象を与えようとしていました。
しかし結果はそこまで出ず、ある日からスタイルをガラリと変えました。
まず、自分たちに出来る、小さな会社だけど出来ることを書き出しました。
俺達には資本力は無いけど、こんな風にお客さんの役に立つ事ができる。そしてそれは大手メーカーではやってもらえないだろう事である。
そんなことを書き出しました。
そしてそれを、そのままメルマガで流しました。
今までのやり方だと、いかに自分たちの小ささ、弱さ、脆弱さを見えにくくして売るか、という事が課題でした。
「品物は良いけど、最近始めた会社なんだって?大丈夫?」
そんな声ばかりを聞いてきたからです。
すぐポンプが壊れるんじゃないか、買った後に会社が倒産するんじゃないか、何かあった場合すぐに現場に来てくれるのか、来れる人員体制は出来ているのか、そういった事が重要な業界です。
しかし私は「できる事、できない事」をそのままメルマガで流しました。
小さな反響と大きな結果
メルマガを始めた頃は、発信する人数は300人程でしたが、その「赤裸々に発信する」メルマガは小さな反響を起こしました。
そしてその小さな反響の中には、大手船舶メーカーさんも含まれており、船に搭載されるようなとても大切な役割を持つ装置部品を、今も我々が担っています。
その大手メーカーさん曰く、
「とても赤裸々で、この人たちと仕事をしたいと思った。隠し事が無いなら出来ること出来ない事がわかった上で付き合える」と仰っていただきました。
そこから我々のメルマガによる配信は一週間に一回、一週間に二回、そして今では毎日流しています。
小さな製造業で結果が出るメルマガ
今では他社さんの製品もウチでメルマガを作り、配信するなどしていますが、メルマガの目的は実は「販売」ではありません。
ここを勘違いしている人が多いので説明すると、メルマガの目的は「お客さんに信頼してもらう」事です。
同じ製品スペックだとして、「あの人から買いたいな」と思ってもらうのが目的です。
そんな信頼が出来れば、値引き交渉も、無理な納期対応も、性格の合わないお客さんが集まることがグッと減ります。
「この製品買ってください!」そんな売り込みをしたお客さんと「あなたから買いたい」と言ってくれるお客さんはそもそも質が違うのです。
是非あなたも、メルマガという最強ツールを使って「あなたから買いたい」と言ってもらえるようになってください。
読まれるメルマガ1:ストーリーがある
それでは、具体的にどういったメルマガが読まれるか、解説していきます。
まず最初に、「読まれるメルマガ」に共通しているのは「ストーリーがある」という事です。
例えば、以下のような始まり方で配信したメルマガはCTR15%(配信人数に対して15%の人がクリックして読んだという数字。一般的には2-3%程度で優秀とされる)を記録しました。
どうでしょうか?何となく続きが気になりませんか?
ストーリーというのはあらゆる人間に共通して大好きなものです。
工場向けBtoBで営業をしたり、開発をしたり、メンテナンスをしているならば、現場で起こった事、失敗したことを、目の前に相手がいると思ってストーリーを語ってみてください。
あなたの会社の創業ストーリー、ヤバかったストーリー、失敗のストーリー、そしてそこから立ち上がったストーリーはありませんか?
メルマガを送る相手は1人の人間です。
初めて会った人間にいきなり「新製品が出来ました。仕様はこちらです」なんて言いますか?楽しかった話、雑談、話の導入が必ず必要じゃないでしょうか。
メルマガも同じです。
「こんな事がありました」という話が、相手の共感を呼べば呼ぶほど、お客さんと仲良くなれる経験はありませんか?
それと同じ事をすればいいのです。
メルマガだからって、何も堅苦しく書く必要は全くないのです。
読まれるメルマガ2:シンプルである
まずは本文をご覧ください。
こちら実際に配信され、CTRも11.4%と、かなり良い数字を出したメルマガでした。
このメルマガのタイトルは「初めまして、新人です。」
タイトルは非常にシンプルで、シンプルがゆえにあまり見ないタイトルです。例えばタイトルが「2020年度 新人歓迎会を開きました」とかだと、同じことを言っていても興味を引きません。
前著しましたが「一人の人間に語りかけるように」というのがポイントです。
メルマガの冒頭で元気よく「初めまして!」と言われて嫌な気持ちになる人はあまりいなんじゃないでしょうか?
ビジネス文章に慣れ親しんでいる人には抵抗があるかもしれませんが、メルマガは実はこれくらい砕けた方が読まれやすく、ファンになってくれます。
そしてこれくらい「言いたいこと」はシンプルに伝えてください。
メルマガを読む/読まないの判断は一瞬です。
タイトルで「おっ?」と思わせ、本文もシンプルにリンクまで誘導が鉄則です。
読まれるメルマガ3:クエスチョン(?)マークを使う
こちらも本文をまず見て下さい。
CTRが11.6%の高い数字を出したヒットメルマガです。
特徴としてはトップに画像(写真)を一切使わず、文章のみで読ませるメルマガになっています。
特にタイトルは「~?」と何かを聞くようなタイトルになっており、同じく本文の冒頭も「電流値を計測して、なにがわかるんですか?」とインパクトのあるワードを2回続けることにより【一貫性】を持たせています。
本メルマガは技術的な内容の記事となっており、いかに興味を持ってもらえるか、苦心した記憶があります。
要するにポンプの電流値を定期的に計測することにとって、故障の内容や時期をある程度把握できるよ、という内容なのですが、やはりそれをそのまま書いてもなかなか興味を持ってもらう事は出来ません。
そこで、軽いストーリー仕立てにし、クエスチョンを多用することで、ポップで読みやすい記事になりヒットへ繋がりました。
読まれるメルマガ4:トレンドにのっかる
最後に(まだまだありますが!)、「トレンドにのっかる」という方法を紹介します。
CTRが10.2%のヒットメルマガです。
2019年の記事ですが、テスラを試乗して来た、という内容の記事です。
タイトルも「テスラに試乗してきた」だとインパクトが薄いと思い、こちらもクエスチョンマークで問いかけています。
2019年時点ではテスラもまだ特殊な変わった電気自動車メーカーでしたが、ニュースサイトなどは「日本の自動車産業はどうなる?」という話題で賑わっていました。
そして、私達のメルマガ購読者様には自動車産業はたくさんのユーザーがいる業界なので、注目度も高いと思います。
そんな旬の話題にのっかると、簡単に興味を引くメルマガを作ることができます。
例えば今現在、DXや脱炭素などが話題ですが、それに御社の製品・サービスを絡ませることはできないでしょうか?
直接的にトレンドと製品サービスを結びつける必要はありません。
入口としてトレンドを利用し、「弊社はこういった製品もあります」でPRするのでもOKです。
我々は毎日メルマガを送っていますが、やはりネタが尽きたときなど、いま何が世間の関心を引いているのか、という事にフォーカスしてネタを探すことも多々あります。
どんなにマニアックな製品サービスでも、トレンドを入口にすれば、多くの人に読んでもらえるメルマガになります。
まだまだあるのですが・・・・
メルマガに関する「読んでもらえる」コツは、まだまだあるのですが、この講座ではここまでの紹介で終わらせて頂きます。
追々、メルマガに特化した講座も考えていますので、興味がある方はそちらも受講頂ければと思います。
そしてメルマガで大切なのは「文章」です。
写真でもレイアウトでもオシャレさでもありません。
文章が一番大切です。
「良い文章が書ける」「読まれる文章が書ける」というのは、
WEBマーケティングにおいて避ける事の出来ない必須スキルです。
いくら「読まれるメルマガ」のコツがわかっても、
文章が魅力的に書けれなければ台無しですよね?
そこで次回はメルマガの延長線上にある
「ライティング」のスキルについて解説します。
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「メルマガをやってみたい!」
「メルマガを外部に委託できないかな?」
と思っても、
なかなか社内に人材がいなかったり、ゼロから色々立ち上げるのは大変ですよね?
そんな時は外部に委託するのも一つの手です。
そんな時は、私達にまずは相談してください。
なぜ、私達に相談する必要があるのか?
何を隠そう、あなたもエイチツーのメルマガでこの講座を受け、
ここまで読んでくれてるので、
あなた自身が私たちの実力を証明している事になっているハズです。
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