小さな製造業の為の…
FROM:長谷
今回は、育成・販売においてキモとなる
「コンテンツマーケティング」について講義します。
リストマーケティングが全体的なマーケティングの総称だとすると、
コンテンツマーケティングはそのリストに対するアプローチ方法のひとつです。
顧客を「教育」してファンにする、という意味では、
とても重要なマーケティング手法なので、必ず覚えて実施してください。
エイチツーはコンテンツマーケティングをかなり積極的にやっています。
そしてBtoB業界では有名な「キーエンス」も、コンテンツマーケティングを積極的に実施しています。
エイチツーが実際に行っているコンテンツマーケティングをメインに、
詳しく解説します。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、
コンテンツ(=広告ではない、価値ある情報)を使ったマーケティング手法のことです。
広告ではない、価値ある情報とは何でしょうか?
簡単にポンプ業界を例に、図にしてみます。
〇と×の大きな違いは、
商品やサービスを積極的に売る為のアプローチなのか、
ただ有益な情報を届けているか、だけの違いです。
役に立つ情報「だけ」を提供して、
製品のPRをしない。
それで売り上げが上がるのか?
疑問に思う方もいるかと思います。
そもそも、あなたが実施しようとしているリストマーケティングは
「顧客への継続的なアプローチ」が大切だと解説しました。
その「継続的なアプローチ」が、
製品のPRだけでは、うんざりしませんか?
「今なら在庫あります!」
「20%OFFです!」
「新製品でました!」
「展示会に出展します!」
そんなメールを毎日のように、たくさん送られても、
「顧客にファンになってもらう」事は可能でしょうか?
無理ですよね。
それよりは、あなたのターゲットである顧客を思い浮かべて、
「こんな事に困っているだろう」という事を、コンテンツにしてみてください。
大切なコツは、
「あなたが当たり前だと思っている事も、顧客にとっては当たり前じゃない」
という事を覚えておいてください。
例えば、私達はポンプ・流体技術のメーカーですが、
当たり前だと思っている、「なぜ脈動が出るのか」という事も、
顧客にとっては「なぜ?知りたい」と思う事だからです。
なので、あなたの専門分野で、
「こんな事でいいの?と思うくらい当たり前の事」
を中心にコンテンツにしていくと良いと思います。
エイチツーの例で学ぶ
まず、エイチツーは本体のWEBサイトとは別に、
10個別のホームページを運営しています。(たぶんポンプメーカー最大です。笑)
列記すると、
それぞれがトピックに対して詳しく解説し、
ポンプでの解決方法などをレクチャーするようなWEBサイトです。
さらに、自社メディアとして、
「流体技術マガジン」という雑誌(24ページ)を発行しています。
現時点で、23号を発行しております。
これもまさにコンテンツマーケティングの見本、という感じで、
「生産性って何?」など、ポンプ以外のトピックにも触れています。
さらに、雑誌という形では無いですが、様々な技術テキストも公開しています。
「基礎知識」や、「はじめての○○」などのテキストは、
初心者にとっても、ベテランにとっても興味のある内容なので、是非あなたもコンテンツのひとつとして作ってみる事をおすすめします。
例えば、あなたが表面処理の会社なら
「リン酸亜鉛メッキの基礎知識」や、「表面ってなに?基礎知識テキスト」なんかも良いかもしれません。
もし、あなたが機械設備のメンテナンスをしているのであれば、
「故障の予知 15選」や、「あなたにも出来る 簡単メンテナンス」などはどうでしょうか。
もし、あなたが機械商社さんなら、
「切削工具の選び方」や、「あのECサイトに無い取扱製品リスト」など面白いかもしれません。
特にホームページやカタログ形式でなくてもOKです。
動画をアップするのでも良いし、
WEBセミナーもコンテンツマーケティングとして使えます。
例えばエイチツーは、四半期に一回、流体のトピック(例:中和装置基礎知識セミナーなど)でWEBセミナーを行っています。
要は「あなたのお客さんが喜びそうな情報」を、
どんな形でも良いので「カタチにする」という事が大事です。
そして作ったコンテンツ(技術情報、動画、セミナーなど)は、
全てメルマガで配信しましょう。
メルマガで打つならそれを作った経緯(ストーリー)もあると良いですね。
技術情報は必ずイプロスにもあげましょう。
集客にも必ず役に立ってくれます。
コンテンツは永遠にあなたの会社の「役に立つ情報」として働いてくれます。
きっと最初は大変かもしれません。
でも、その5時間が、10時間が、10万円が、
半永久的に会社の営業マンとして働いてくれるなら、安くないでしょうか?
ちなみに、冒頭で出たキーエンスさんは、去年の段階で1000以上の技術資料を公開しています。
いや~凄すぎますよね(逆になぜキーエンスがそんなに頑張って技術資料を作るか考えてみてください。もちろん、販売への効果があるからです)
どんな技術資料が顧客にウケるか?
キーエンスをはじめ、他社を覗くのも「何を作るか」のアイデアになるのでお勧めですよ。
さあ、作ろう!
あなたの会社にはカタログやホームページを作れる人がいますか?
それとも他社に委託でしょうか?
実際にコンテンツを作ろうと思っても、
それを気軽に作れる体制が無い場合もありますよね。
そんなときは、
BtoBを熟知した私達に任せてみると
「気軽に」めちゃくちゃ良いコンテンツが出来ちゃいます。
何をコンテンツにするか?
という最初の相談から、
動画にするのか?カタログのようにするのか?
それともホームページにするか?雑誌のようなメディアにするのか?
という形態の決定ももちろん、製作も私達が手伝います。
ちなみに、上記で紹介したエイチツーの全てのカタログ・ホームページ・動画は、
全部自社で製作しています。
「使える予算があるから、来期に向けて使える資料が欲しい」
そんな相談でもOKです。
下記バナーから「コンテンツマーケティングの相談」と明記してお問い合わせください。
PS. ちなみにこの講座もコンテンツマーケティングの一環です・・・次回はDMについて解説します。今回のコンテンツマーケティングに関しても感想を下記よりお願いします!