
早い馬が欲しい
FROM:中島
GoogleやYahoo!などの検索エンジンで欲しい商品を調べると、
あなたの探してるものが表示されますよね。
そうですね、例えば・・・
「カタログや参考書に直接書き込まずにメモ書きを残すために弱粘着質の紙が欲しい」
と思ったら、どんなキーワードで検索しますか?
たぶん、「付箋(ふせん)」ですよね。
でも、もし、この世に「付箋」が無かったらどう探しますか?
もしくは「付箋」という商品名が思い出せない、とか・・・
今日は、自動車がまだ世の中になかった頃の、
そして、リスティング広告の【原点】ともいえる僕の大好きなお話。
“無い”ものは探せない
自動車を普及させた立役者のヘンリーフォード氏をご存じでしょうか?
そうです、あのアメリカの老舗自動車メーカー「Ford」の創始者です。
彼は自動車というものがほとんど知られていない無い時代に
(徒歩か馬や牛での移動が主流)自動車を普及させた張本人なのですが、
そんな彼が残した言葉にこんなものがあります。
「もし彼らに望むものを尋ねたら、もっと早い馬が欲しいと言ったでしょう。」
彼が自動車を普及させるためにどれほど顧客の立場になったか伺い知れます。
ではここで、冒頭に触った付箋の例の続きです。
この世に存在する商品は誰かの悩みがあって、それを解決するための仕組みを有します。
今回の付箋の話も同じで、今では当たり前のように存在する「付箋」が、もしこの世に無かったら
どうやってこの商品を欲しい人に届ければいいのでしょうか。
知らないものを売る
悩みに気付いていない人は、それを解決する仕組みを探すことができませんし、
探していたとしても商品名が認知されていなければ探すためのキーワードは大きく分散します。

そんな中で、「カタログや参考書に直接書き込まずに
メモ書きを残すために弱粘着質の紙が欲しい」
ここまで思い浮かんでいればあと一歩。
でも、大半はそんな発想もなく、
「あ~この本に直接書き込めれたら、楽なのに・・・」
「書いちゃったけど、間違えたから消したい!」
「書き込む程大事ではないんだけど・・・」
「ページの端を折らなくていいし、落ちないしおりが欲しい」
と、自身の知っている知識内で希望を思い描きます。
冒頭の馬の話もそうですが、新しいサービス・製品や認知が少ないサービス・製品というのは
まさにそんな「その画期的なサービス・商品があるなんて知らない」顧客に
クリーンヒットさせるために顧客目線での広告表現が必要になります。
今当時のフォードになったらまずはどうPRするでしょう。
僕なら、「どんなに走っても疲れない早い馬、あります」と伝えるでしょうし、
いざ現代に立ち返って自身が広告を打つ時、PRするとき、ひいては製品の魅力を伝える時は
オシャレなネーミングでも、サービス・製品の肝となるパーツではなく、
顧客に最もわかりやすくメリットを伝える事です。
そのチョイスが難しいんですが・・・
もし、いい製品なのに売れない!とか、WEB広告出したいけど出し方がわからない
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