
銀座のすし屋に学ぶ…
FROM:長谷
マーケティングの最終目標は、
「セールスを無くす」
というのは有名な話ですが、
要するに「販売努力をする必要が無いほど、次から次へと、顧客が「買いたい!」と押し寄せてくる状況を作り上げるのが目標、という事です。
最近「なるほど」と思ったのが、
東京銀座にある、カウンターのみで席が数席(だいたい5席くらい)しかない最近出来た高級寿司屋は、あえて席を絞り「予約半年待ち」という状況を作り上げている、というマーケティングです。
「銀座の予約半年待ちの高級寿司屋」と聞けば、誰もが当たり前のように、
「めちゃくちゃ美味しい店なんじゃないか」
と、思うのではないのでしょうか?
でも、よく考えたら、席が5席しかないんだから、いつも満席でも不思議ではありませんよね?
あえて小さい面積に出店し、単価を上げ、いつも予約満席の名店を装う、そんな巧妙なマーケティングにより、顧客に「この店は予約半年待ちなんだから美味しいに決まっている」という信頼を抱かせることに成功しています。
我々エイチツーは名古屋が本社ですが、富山にも支店があり、だいたい月に一回ほど富山に行くのですが、公平に見ても、富山の回転ずしの方が美味しいし安いし、30席以上あるのに常に行列です。
富山のすしの美味しさは一旦、脇に置いといて、
今日は、銀座のすし屋に学ぶマーケティング最強の武器についてです。
最強の武器とは
銀座のすし屋は「予約半年待ち」という状況を作り上げ、何を得たのでしょうか?
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そうです、顧客からの「信頼」です。
銀座のすし屋は「予約半年待ち=だから美味しいに決まっている」という状況から、顧客の信頼を得ているのです。
このように、マーケティングにおいて最強の武器と言われるのが「信頼」です。
あなたのビジネスは、この「信頼」をマーケティングに活かしていますか?
「ウチは製造業のBtoBだから、あんまり関係ない」
「すし屋と違うんだから、無理でしょ」
そうは思わないでください。
製造業でも、顧客が工場でも、「信頼」をマーケティングに活かす事が可能です。
ほんの一例ですが、
「返金保証」は、信頼の中でも特に最強の部類に入る信頼です。
「もし、満足いかなかったら全額保証します」
あるいは、
「もし、工事に不具合が見つかったら、半年以内なら補修は無料です」
など、あなたの業界に合わせて「返金保証」が可能です。
また、最近エイチツーのポンプ事業部でスタートしたのが、
「全機種デモ機あります」というコピーです。
全てのラインナップにデモ機を用意し、お客さんに試してもらい、納得して購入できる。
これだけでも他社と差別化できると思いませんか?
もし、あなたのビジネスで「信頼」の力を活かしきれていないなら、本メルマガのヒントがお役に立てれれば幸いです。