
迷惑メールから学ぶ…
FROM,中島
つい先日、BtoC事業でLINE広告を始めました。
Yahoo!とLINEが統合したのも2年前か~なんて思いながら
新たなキャンペーンの設定を終え、広告をスタートさせました。
その作業もひと段落したので、デスクトップに戻って、Outlookを開き、メール処理に移ります。
【LINE広告】新たなキャンペーンが不認証です。[確認する]
あら?LINE広告、なんか設定ミスってるっぽいや・・・
フワ~ッとクリックして、セキュリティソフトの警告が出てハッっとしました。
これ、迷惑メールじゃん!
迷惑メールは偶然届いてる?
久しくフィッシングに引っかかるなんて事はなかったのですが
今回は見事に釣られかけました。(マカフィーありがとう)
よくよく見たら公式にしては変なメールアドレスだったり、ところどころ微妙に日本語が変だったりと
フィッシングメール感満載のメールでしたが、釣られそうになったのは確かです。
何でこんなものに引っかかったのか、、、
理由はたった一つです。
タイミングが良かったから
この一点に尽きます。
ほとんどの方はこれを偶然だと言うでしょう。
たまたまLINE広告を設定したタイミングで
たまたまLINE広告を主題としたフィッシングメールが
たまたま届いた・・・と。
あなたは・・・どう思いますか?

無駄打ち?それとも・・・
私はこの一件で、マーケティングでの重要な考え方を再認識するキッカケになりました。
一見、偶然の連続に見えるこの迷惑メール。
本当に偶然でしょうか?
今、釣られそうになった(言い換えれば購入しそうになった)件はゴール視点で考えましたが
そこに行きつく(偶然を発生させる)ためにはどうしたらいいでしょうか?
良くないですが、今回は詐欺業者目線で話を進めますね。
引っ掛けたい詐欺内容(売りたいサービス)があるとします。
この詐欺(サービス)は万人が引っかかる(必要とする)ものではありません。
まずは広範囲の見込み顧客にアプローチが必要です。
これに引っ掛ける(売る)ために、まず大量の見込み顧客リストを入手します。
そこにアプローチし続けます。(手を変え品を変え)
ある時、顧客は突然それが必要になったり、関係がある領域に踏み込みます。
するとどうでしょう、昨日は自分に関係ないと見向きもされず、刺さらなかった訴求も、
あ!自分の事だ!と思うことでしょう。
これは我々製造業に限らず多くのマーケティングの基礎でもありますよね。
母数を大きくとって絞っていく。
ついつい忘れがちですし、絞り方は様々なので今回の例はほんの一例ではありますが、
毎日メルマガを送る、見込み顧客と接触を続ける、それを続けることが
突然訪れた偶然(タイミング)を、必然的に掴みやすくする秘訣である事は言うまでもありませんね。
侮るなかれ・・・
たかが迷惑メール、されど迷惑メール。
なかなか侮れません。
消費者の心理に漬け込む彼らがもっと良い方向にその能力を使ってくれたなら、
世界はもう少しいい方向に向かいそうですよね。
我々も母体は小規模なポンプメーカー(しかもかなりニッチな領域で使うポンプ)ですが、
この偶然を必然に近づけるために毎日メルマガを発信したり、
製造業に刺さるお役立ちサイトをたくさん作ってあったりと、
「裾野を広げておいて、相手が必要になった時に刺しに行く」という手法をとっています。
小さな製造業のマーケティングの打ち手に関しては教えるほどノウハウが蓄積していますので、
お困りの際は是非、お声がけください。
