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愛媛の居酒屋で感じ…
FROM:長谷
先日、四国の愛媛県へ出張で滞在していました。
四国中央市の市外に宿泊していましたが、その時にたまたま見つけた居酒屋さんが、
めちゃくちゃクオリティが高く、
何を食っても美味しい、という素晴らしいお店でした。
そこで、店主の方と仲良くなり、
色々と話をしていると、
マーケティング的な観点でモヤモヤしてしまいましたので、
その話を共有したいと思います。
職人気質

その店には連日行ったのですが、
お客さんは私以外に1~2名程。
なんでこんなに美味しいお店なのに、あまりお客さんがいないのか?と疑問に思っていました。
すると、
「ウチはたくさん人が入る時もあれば、ガラガラの時もあるんだよね~!」
と、店長から話をしてくれました。
「ウチは安く提供してるからさ!本当苦しいんだけどね!」
「どう?このウナギも、本当に美味しいでしょ?四万十川の養殖なんだけど、この値段で出せるのはウチしかないよ!」


その鰻は本当に美味しかったですが、
その店長の、
「最高のモノを」
「出来るだけ安く」
という職人気質な心意気は、私の心を少しだけモヤっとさせました。
また、店長は、
自分のお店を広告などで過度にアピールするのも嫌っており、
「わかる人だけわかれば良い」
というスタンスのようです。
特にお金に関するスタンスは一貫しており、
どれだけ自分の店の経営が苦しくても、
お客さんに喜んでもらいたい、その一心でお店を運営しているようでした。
やはり、そういった点でも私の心はモヤモヤを感じてしまいます。
なぜか?
良いモノは世の中に広げる義務がある
これは私が尊敬し、そのマーケティング手法を学んだ人からの言葉ですが、
「良いモノやサービスを提供する人は、それを世の中に広げる義務がある」
という言葉です。
あなたがもし、自分の製品に自信があり、素晴らしいものだと確信しているのであれば、
それを世の中に広げる努力をしない事は、罪だ、という考え方です。
恐らく、店長の価格設定は自信の無さから来るものだと思いますが、
あれだけのクオリティの料理とサービスがあれば、もっともっと価値を高めて良いと思います。
もちろん、それには「集客が安定」している事が前提です。
流れとしては、
集客(PRする)→人が集まり、評判になる→無理のないよう適正価格を設定していく
という感じで良いと思います。
私がモヤモヤした原因は、
こんなに良いモノ・サービスを提供しているにも関わらず、
マーケティングを学ばず(むしろそれは汚いモノだと先入観がある)、
世の中に広げる努力をしない、その姿勢でした。
とは言え、消費者としては
安いのは有難いし、文句を言うつもりはありません。
でも、その店長に言いたいのは、
仮に値段が1.5倍でも、
私は喜んで足を運ぶ、という事です。
案外、人は「素晴らしい製品・サービス」には喜んでお金を払うものです。
そのお店が無理なく永続的に続けていけるように、
マーケティングも是非実践して欲しいな、と思っています。
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